このような症状はありませんか？
- 排尿の回数が増えた
- 排尿痛がある
- 残尿感がある
- 尿意があるのに少量しか出ない
- 尿の色が白い、または濁っている
- 尿の色が赤い
- 尿に血が混ざっている
- 夜中に尿意で何度も目が覚める
- くしゃみや飛び跳ねたりすると尿漏れする
- 強い尿意でトイレに間に合わない時がある
- 突然の強い尿意でトイレに急ぐことがある
- 尿意やトイレの場所などが心配で外出できない
- トイレが心配で映画やコンサート、スポーツ観戦などに集中できない
巣鴨駅前たかはし泌尿器科の
女性泌尿器科とは？
女性泌尿器科は、膀胱や尿道、腎臓、尿管といった尿の通り道に加えて、妊娠や出産、更年期、加齢に伴うからだの変化によって起こる「尿のトラブル」を専門的に診る分野です。婦人科が子宮や卵巣などを中心に診るのに対し、女性泌尿器科は排尿に関わる臓器と骨盤底（尿道や膀胱を支える筋肉や靭帯）を主な診療対象としています。
代表的な症状としては、日中や夜間の頻尿、急に強い尿意が出てトイレまで我慢できない、くしゃみや笑った拍子、重い物を持ち上げた時に尿がもれてしまう、排尿時のしみる感じや痛み、血尿、下腹部の張りや圧迫感、膀胱に残っているような違和感などが挙げられます。中には「膀胱炎が何度も再発する」「出産や更年期を境に症状が増えてきた」といったお悩みも少なくありません。
こうした症状の背景には、過活動膀胱や腹圧性尿失禁、混合性尿失禁、反復性膀胱炎、間質性膀胱炎・膀胱痛症候群、尿路結石、膀胱機能の低下、骨盤臓器脱（子宮や膀胱が下がってくる状態）など、さまざまな病気が隠れている可能性があります。さらに、糖尿病や心臓・腎臓の病気、睡眠障害、内服薬の影響など、全身状態が尿の症状に関わっていることも珍しくありません。
「年齢のせい」「出産したから仕方ない」と我慢されている方も多いですが、女性泌尿器科では、尿検査やエコー検査、尿の勢いや残尿量をみる検査など、体への負担が少ない検査から丁寧に状況を確認し、生活指導やお薬、トレーニングなどを組み合わせて治療を行います。トイレや尿の悩みは、生活の質に直結する大切な問題です。「こんなことで受診していいのかな」と迷われた時こそ、まず女性泌尿器科に相談していただきたい領域です。
女性専用待合室完備
当院では女性にも安心して受診いただけるように、女性専用の待合を用意し、患者様のプライバシーに十分配慮した診療体制を整えております。治療や検査についても患者様に丁寧にご説明をし、話し合いながら決めていきます。些細なお悩みでも構いませんので、まずはお気軽にご相談ください。
当院の特徴
日本泌尿器科学会専門医・
指導医による安心の診療
日本泌尿器科学会専門医・指導医が豊富な経験と最新の知識を活かし、患者様一人ひとりに最適な治療を行います。
まずは問診を踏まえたうえで、ご希望やご不安に配慮しながら、必要な検査や治療を進めてまいります。
どんな些細なことでも構いません。気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
女性専用の待合室を完備
プライバシーに最大限配慮した環境
当院では、患者様のプライバシーやお気持ちを大切にして、女性専用の待合室を設けております。周囲から患者様の症状を知られることはなく、どなたでも受診しやすい環境を整えております。
ブライダルチェックで不妊症検査が可能
【男女ペア・カップルでもOK】
結婚を目前に控え、または将来のお子さまを望むカップルにとって、
「ブライダルチェック」は人生の大きな節目を安心して迎えるための大切なステップです。
当院の性感染症検査は保険適用外の自費診療となっており、プライバシーを重視される方にも安心してご利用いただけます。症状がある場合は、基本的には保険適用となります。
定期的な検査を習慣にして、ご自身と大切なパートナーの健康をしっかりと守りましょう。
苦痛を抑えた膀胱鏡検査
膀胱がんなどを早期発見・治療の提案が可能
膀胱鏡を導入し、苦痛を抑えた検査で膀胱がんなどの早期発見・治療の提案が可能です。
負担の少ない検査で正確な診断を行い、適切な治療へつなげます。
泌尿器がんの術前・術後のフォローも万全の体制
泌尿器がんでお悩みの患者様に寄り添い、術前・術後のフォローも万全の体制でサポートいたします。
当院では、24時間のweb予約体制を整えております。ご自宅や職場帰り、学校帰りで簡単に受診予約が可能です。落ち着きと清潔感のある空間で、安心の診療
当院は泌尿器科専門クリニックとして、機能性と快適さの両立を重視しています。
茶色を基調とした院内は、患者様が緊張せずに過ごせるよう、落ち着いた雰囲気と清潔感を大切に整えています。
JR巣鴨駅南口・A2出口から徒歩1分 土曜日は13:30まで診療
JR巣鴨駅南口・A2出口から徒歩1分と通院にアクセス抜群です。
土曜日も13:30まで診療しており、平日時間が取れない方も受診可能です。
女性の主な泌尿器疾患
過活動膀胱
過活動膀胱は、排尿筋が過剰に収縮することで尿を多く溜められない状態を指します。
主な症状は、「頻尿」（日中8回以上）、急に強い尿意を催す「尿意切迫感」、夜中尿意で目が覚める「夜間頻尿」、突然の尿意でトイレに間に合わず尿漏れを起こす「切迫性尿失禁」などが挙げられます。
過活動膀胱は、神経因性と非神経因性とに分けられますが、そのうち約80％が非神経因性だとされます。過活動膀胱の症状にお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。
膀胱炎
膀胱炎は膀胱が細菌やウイルスに感染することで炎症を起こした状態を指します。主に、頻尿や排尿痛、血尿、白濁色の尿、残尿感などの症状が現れます。膀胱炎の主な治療法としては、抗生物質の内服が挙げられ、医師の判断のもと、治療を継続することで再発の予防が期待できます。
また、膀胱炎の症状は膀胱結石や膀胱がんの症状に酷似しているため、それらの病気が見逃されてしまう事があります。気になる症状がある方は早めに泌尿器科を受診してください。
血尿
血尿には、肉眼で確認できる血尿（肉眼的血尿）と健康診断などの尿検査で判明する血尿（顕微鏡的血尿）があります。どちらの血尿であっても腎炎、尿路結石、細菌性膀胱炎、膀胱がん、腎盂尿管がんなどの可能性が考えられます。痛みが伴う場合は尿路感染症が強く疑われます。いつもの膀胱炎だと思わず、深刻な疾患が潜んでいることがあるため、血尿が確認された場合は早めに泌尿器科までご相談ください。
腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁とは、ジャンプした時や重たい荷物を持った時、くしゃみや咳が出た時など、腹圧がかかった瞬間に尿漏れをしてしまう状態です。特に、男性と比べて尿道が短いため女性に多く見られる症状で、妊娠や出産によって骨盤底筋の筋力が低下することが原因とされています。また、加齢や肥満などによって発症することもあります。
神経因性膀胱
神経因性膀胱は、膀胱や尿道をつかさどる神経に支障が起こることで、尿意が分かりにくい、尿漏れ、尿失禁、排尿困難などの症状が現れます。
主な原因は脊髄損傷や脊椎管狭窄症、直腸や子宮の手術治療後に発症することが多く、、先天性疾患といって産まれながらにそのような症状がある方もいらっしゃいます。適切な治療を行わないと、尿が腎臓に逆流してしまうことで腎臓に負担がかかり腎機能低下や尿路感染症を起こすことがあります。
このため、診療の際は膀胱の検査のほか採血などで腎機能を確認していきます。
膀胱がん
膀胱がんは、膀胱の内側に向かって発生した根っこの浅い表在性膀胱がん（筋層非浸潤性膀胱がん）と、進行して根っこが深くなってしまった筋層浸潤性膀胱がんに区別されます。そのうち、筋層浸潤性膀胱がんは転移を起こしやすいがんです。表在性膀胱がんは悪性度が低く、転移しにくいがんといわれています。膀胱がんは他のがんと比べて再発しやすい傾向にあります。いずれも膀胱鏡検査や超音波検査、尿細胞診などを行い、診断をおこないます。
腎臓がん
腎臓は、血液をろ過して老廃物と水分から尿を作り、体外へ排出させる機能を担っています。尿を作る部分と尿の通り道（腎盂）があり、腎臓がんはこのうち、尿を作る部分にできるがんを指します。
特に、透析治療をしている方は腎臓がんを発症するリスクが高いとされています。腎臓がんの初期段階では自覚症状はほとんどありません。このため、透析をしている方は定期的に腎臓がんの検査を受ける必要があります。病気が進行すると、血尿や背中や腰の痛み、腹部のしこりや発熱、体重減少などの症状が現れます。
尿路結石症
尿路結石症は、尿の通り道である尿路に結石が発生します。尿路とは、腎臓から始まり腎盂、尿管、膀胱、尿道を総称したものです。結石ができた部位によって、尿管結石や膀胱結石、腎結石に区別されます。
結石は尿中のシュウ酸カルシウムや尿酸などが結晶化したものです。主に腎臓で生成されますが、これだけでは自覚症状はありません。結石が細い尿管に詰まることで、腎臓で作られた尿が行き場を失い腎臓が腫れる（水腎症といいます）ことで激痛が起こります。結石が小さいうちは自然排出することがありますが、大きい場合は自然に排出できないため破砕する治療を行います。特に、高尿酸血症や副甲状腺機能亢進症などの基礎疾患がある場合は結石ができるリスクが高いため注意が必要です。また、結石は繰り返し再発しやすい傾向にあるため、治療後も定期的に検査を受けることをお勧めしております。
尿道ポリープ
尿道にできたポリープは尿道カルンクルとも呼ばれています。更年期を過ぎると発症しやすいとされるほか、腹圧がかかる姿勢や動作などの習慣がある場合に発症しやすいと言われています。ポリープがあっても無症状の場合は経過観察を行い、痛みや出血が見られる場合には薬物療法や手術治療を検討します。
間質性膀胱炎
膀胱に原因不明の慢性的な炎症が起こることで頻尿や、急な尿意、膀胱の痛み（特に尿がたまったとき）、下腹部の不快感などの症状を起こします。ストレスや特定の食べ物・飲み物で症状が悪化することが知られております。中高年の女性に多く尿検査や膀胱鏡検査などで診断していきます。
受診の流れ
1web予約
web予約当院は24時間いつでも予約可能なweb予約システムをご用意しております。
診療時間の中でご都合のよいタイミングでご予約をお取りください。
2web問診の回答
予約取得後すぐにweb問診のご案内が表示されますので、web問診を行ってください。
そちらで簡単な問診にお答えいただければ、当日スムーズにご案内ができます。
3診察当日
ご予約の時間に当院にお越しください。お名前とweb問診を回答した旨を受付にてお伝えいただければ、受付完了となります。待合室にてお待ちいただき診察となります。症状によっては、先に尿検査などから実施させていただくことが多くございます。尿は溜めた状態でお越しください。
4お支払
当院では、下記のお支払方法を取り揃えております。ご自身のお好きな方法で、お支払ください。また、当院は自動精算機を導入しておりますので、スムーズにお会計を済ませていただくことができます。
- 現金
- クレジットカード
- 交通系IC
- Pay pay
泌尿器科の検査
尿検査
尿中の成分を分析し、糖やタンパク質、赤血球、白血球の有無を調べます。当院では最新の尿沈渣分析装置を備えており約2分ほどで結果が出ます。
超音波検査
超音波を当てることで膀胱や前立腺、精巣、腎臓の状態を確認します。超音波検査は被ばくの心配がない安全な検査です。痛みなどの苦痛がないため、安心して受けていただけます。
膀胱鏡検査
尿道に極細の内視鏡を挿入し、膀胱と尿道の粘膜を観察します。血尿がある場合は、膀胱鏡検査を行って炎症の状態や血尿の原因を調べます。当院ではシングルユースといって1度使った膀胱鏡は他の患者さんでは使用しない清潔なものを使用しております。尿道麻酔を行い苦痛を最小限に抑えた検査を行っております。また、膀胱鏡検査では膀胱がんの有無を調べる事が可能です。確定診断には組織を採取する必要があるため手術が可能な連携医療機関に紹介させていただく事があります。
尿流測定検査
尿の勢いや排尿時間、1回の排尿量などを計測できる機器が装備された専用トイレで検査を行います。いつも通りに排尿していただくだけで検査できます。立位、座位のいずれの姿勢でも計測が可能です。
残尿測定検査
排尿後に膀胱の中に尿が残っているかをお腹にあてる超音波で確認いたします。
排尿日誌
普段の排尿習慣がどの様なものかを把握するうえで重要な検査となります。2−3日分の排尿量、飲水量を記載した日誌をつけていただきます。
よくある質問
女性でも泌尿器科を受診して大丈夫でしょうか。婦人科との違いは何ですか。
もちろん女性も泌尿器科を受診して問題ありません。泌尿器科は、腎臓・尿管・膀胱・尿道といった「尿の通り道」を専門に診る科で、性別に関係なく尿に関する症状を扱います。
一方、婦人科は子宮・卵巣・膣など、妊娠や生理に関わる臓器が中心です。
例えば
- 頻尿、尿漏れ、夜間何度もトイレに起きる
- 膀胱炎をくり返す
- 尿の勢いや出方がおかしい
といった「尿そのものの症状」は、まず泌尿器科が適切です。
生理不順や不正出血、下腹部の強い痛みなど、子宮や卵巣の病気が疑われる場合は婦人科が優先になりますが、どちらに行くべきか迷う時は、尿やトイレの悩みなら泌尿器科、と覚えておくとよいでしょう。
尿漏れや頻尿は「年齢のせい」と言われました。本当に治療する意味はありますか。
尿漏れや頻尿は、確かに加齢や出産をきっかけに増えやすい症状ですが、「仕方がないから我慢するもの」ではありません。
くしゃみや笑った拍子に漏れてしまう腹圧性尿失禁や、急な強い尿意で漏れてしまう切迫性尿失禁は、適切な治療を行うことで軽くなったり、ほとんど気にならないレベルまで改善することが少なくありません。
治療の選択肢には
- 骨盤底筋トレーニングの指導
- 生活習慣の調整（飲水やカフェインの見直しなど）
- 内服薬
- 必要に応じた処置や手術治療
などがあり、症状の程度に応じて組み合わせていきます。
外出や仕事、趣味がトイレの心配で制限されている場合、人生全体の満足度にも影響します。「年齢だから」と諦めてしまう前に、一度相談していただく価値は十分にあります。
膀胱炎をくり返してしまいます。再発を防ぐ方法はありますか。
「膀胱炎になっては抗生剤を飲み、またしばらくすると再発する」というお悩みは、女性にとても多い相談のひとつです。再発膀胱炎の背景には
- トイレを我慢する生活習慣
- 水分不足
- 冷え
- 性交渉との関係
- 膣や腸の常在菌のバランス
- ホルモンバランスの変化（更年期など）
など、いくつかの要因が重なっていることがあります。
そのため、単に薬を出すだけでなく、尿検査の結果や生活スタイルを確認しながら
- 排尿のタイミングや回数の調整
- 飲み物の内容や量の見直し
- 冷え対策
- 性行為の前後のケア
などを一緒に組み立てていくことが重要です。中には、膀胱炎だと思っていたら別の病気が隠れていた、というケースもあるため、頻繁にくり返す場合は一度きちんと精査してもらうことをおすすめします。
出産してから尿漏れが続いています。骨盤底筋トレーニングだけで良くなりますか。
出産後の尿漏れは、骨盤底の筋肉や靭帯が一時的に弱くなることで起こりやすく、骨盤底筋トレーニングはとても大切な基本になります。ただし、すべての方がトレーニングだけで完全に改善するわけではありません。
実際には
- 筋肉の弱り具合
- 子宮や膀胱がどの程度下がっているか
- 尿道や膀胱の機能
- 体型や生活スタイル
などを総合的に評価したうえで、トレーニングに加えて内服薬や専用の器具、場合によっては手術を含めた治療方針を検討します。
自己流でトレーニングを続けているのに変化が乏しい場合は、「やり方が合っていない」「別の要因が強い」可能性もあります。早い段階で一度泌尿器科専門の医師にチェックしてもらうと、遠回りせずに済むことが多いです。
夜中に何度もトイレに起きます。泌尿器の病気だけが原因なのでしょうか。
夜間頻尿は、膀胱や尿道だけの問題ではなく、全身の状態とも深く関わります。
よく見られる原因としては
- 過活動膀胱などの膀胱の病気
- 心臓や腎臓の病気による体内の水分バランスの変化
- 睡眠時無呼吸症候群
- 利尿作用のある薬の服用時間
- 夕方以降の水分やアルコールの摂り方
などがあります。
当院の泌尿器科では、尿検査やエコー検査に加え、生活パターンや持病、服用中の薬も含めて確認し、必要に応じて内科など他科との連携も行います。
「歳だから」で片付けてしまいがちですが、夜間のトイレが多いと転倒リスクも高まり、睡眠の質も落ちてしまいます。夜間頻尿が続いている場合は、一度原因を整理してみることが大切です。